オフサイトミーティングを開催する際は、「どのような成果を期待するか」「参加者やチームとしてのゴールは何か」を明確にした上で、プログラムを企画立案することが重要です。
その際、せっかくのオフサイトミーティングで、長時間に渡る一方的な講義や目先の話をするだけではもったいない……。
目的に合わせた効果的なコンテンツを取り入れられるか否かで、オフサイトミーティングの成果は、大きく変わってきます。そこで今回は、オフサイトミーティング時におすすめな、チームビルディングやコミュニケーション促進に効果的なゲームやアクティビティをご紹介します。
相互理解、コミュニケーション系
【自己紹介ビンゴ】
3〜6人程度のグループに分かれます。
9つの質問と9マス(3×3マス)が書かれたビンゴカードを参加者に配布。参加者は、質問に対する回答を1マスずつ記入していきます。(質問は簡単に答えられるものが良い)
次に、一人ずつ自分の名前と質問に対する回答を紹介します。聞いている人は自分の回答と同じだった場合は◯をつけ、全員の自己紹介が終わったらビンゴになっているかを楽しむゲームです。
分かりやすいルールで手軽にできるため、初対面の人との交流にもおすすめです。
(参照)栃木県地域課題解決型学習プログラム アイスブレイク編
内省系
【リフレクションカード】
チームで質の高いリフレクションを促すために有効なカードゲームです。
リフレクションとは内省を意味する単語ですが、人材育成においてはビジネスで得た経験や考え方を客観的に振り返ることを指します。
カードに書かれたことについてチーム内で話し合うことで、深い気づきや自己発見につながります。
体系化された商品もあるので、活用すると良いでしょう。
ビジョンメイキング系
【未来新聞】
ビジョンをたてる場合は、タイムマシーン法(リアビュー・ミラー法)と呼ばれる発想法が代表的です。未来の姿を見据えて、そこから逆算して今から何をすべきかを導き出く方法です。
ゲームとしてオフサイトミーティングに取り入れるならば、例えば、参加者をグループに分けて、ビジョンとプロセスを表現する一枚の新聞を作成します。
新聞のようなレイアウトでビジョン、目標、計画などを記事とし、各グループで発表を行うのも良いでしょう。
身体を動かす系
【脱出ゲーム】
アトラクションとしてブームを巻き起こした脱出ゲームは、チームビルディングにも役立ちます。
隠されたヒントを解きながら、迷路や部屋から脱出することが目的です。
脱出ゲームは施設を利用するパターンと、ネット上のフリーゲームなどを利用するパターンがあります。どちらもチーム内での冷静な思考、判断、協力が欠かせません。
まとめ
今回は、オフサイトミーティングの企画者向けに、チームビルディングやネタ(コンテンツ)の参考となるゲームアイデアをご紹介しまました。
ゲームのような肩の力を抜いて取り組めるアクティビティでは、それまで知られていなかった参加者の意外な能力やスキルが現れることがあります。
ぜひ目的にあわせたコンテンツを取り入れて、オフサイトミーティングを充実したものにしてください。