熱海サンビーチの目の前に位置する「熱海パールスターホテル」。2022年9月の開業以来、熱海の新たなランドマークとして注目を集めるこのラグジュアリーリゾートが、単なる観光の枠を超えた「Pearl Retreat Workation(パール・リトリート・ワーケーション)」を提案しています。
「ふだんとは異なる環境で仕事をすることで、生産性や創造性は上がるのか?」
そんな問いを検証すべく、旅行・宿泊業界のプロフェッショナルが集まり(6名)、2025年12月に実際に体験。都心から新幹線で約45分というアクセスの良さと、圧倒的な非日常が共存する環境で得られた「心身の変容」と「チームの深化」をレポートします。
熱海パールスターホテルとは?

熱海パールスターホテルは、静岡県熱海市の熱海サンビーチ前という絶好のロケーションに2022年9月に開業したラグジュアリーリゾートホテルです。JR熱海駅から徒歩約15分とアクセス性も良好な立地にあります。
全87室の客室にはすべて温泉が備わっており、目の前の相模灘や初島の景色を望みながらリゾートステイを満喫できます。館内にはミーティングルームやドローイングルーム、宿泊者専用のクラブラウンジやビジネスブースなど、テレワークやワーケーションにも対応した設備が充実しています。こうした環境により、単なる観光滞在ではなく「働きながら過ごす滞在」の新しい形として注目を集めています。
また、館内には日本料理、フランス料理、寿司、鉄板焼きなど多彩なレストランが揃い、地域の豊かな食材を生かした食体験も楽しめます。サウナ付きの温泉大浴場やフィットネス、エステサロンなどリフレッシュの設備も整っており、仕事と休暇を両立させるワーケーションの拠点として理想的な環境が整っています。
リトリート型ワーケーション「Pearl Retreat Workation」プランを体験
今回、熱海パールスターホテルが提供する「Pearl Retreat Workation」プランを利用。海と空がまじわる熱海の静かな時間の中で、日常から一歩離れ、思考とチームを整えることを目的とした2泊3日のリトリート型ワーケーションプランです。
滞在中は、自然光が差し込む客室や静かなラウンジ、機能的なミーティングルームを活用しながら、集中と対話を切り替えられる環境が整っています。チームでの振り返りや議論を深める時間と、海を眺めながら心身を緩める時間が共存するのが、このプランの大きな特徴です。
食事は、館内のレストランでいただく夕食1回と朝食が付いており、もう一夜は参加者同士で市内のローカル飲食店へ出かける構成になっています。地域の食文化に触れる体験が会話を促し、発想にも自然な余白をもたらしてくれます。
オプションプログラムとして、館内のフィットネススタジオでのモーニングヨガ、MOA美術館でのワークショップも体験しました。
- 実施時期:2025年12月
- 実施場所:熱海パールスターホテル
- 参加人数:6人
- 参加者概要:旅行関係、宿泊施設関連の社外チーム
参加者インタビュー:プロの視点から見た「価値」
①中口敦恵さん(航空会社勤務)

──普段はどのようにワーケーションをしていますか?
現在の部署ではワーケーション制度が充実しており、年に4回ほど利用しています。今年は長崎の五島列島や沖縄、そして海外ではイタリア・ミラノでも実施しました。ミラノ滞在時は時差の関係で現地時間の早朝5時から仕事をする必要があり、場所選びの重要性を痛感しました。
──ワーケーション先を選ぶ際に重視していることはありますか?
PC作業に適した机や椅子、安定したWi-Fiなどの「仕事環境」が整っていることです。加えて、都内では得られない自然の豊かさや緑の多さも大切な要素です。リフレッシュの実感がある場所を選ぶようにしています。
──今回のワーケーション体験を通して、熱海の魅力はどこに感じましたか?
まずはアクセスの良さです。東京から新幹線一本で小一時間で来ることができ、熱海駅からも徒歩で周辺を楽しむことも可能。駅ビルで地場の食材やお土産をすぐに買える点も便利でした。
さらに、駅から海へ向かう途中で一気に視界が開ける景色に感動しました。夜に訪れたレトロな居酒屋では地元の雰囲気を味わえ、川沿いの街歩きでも魅力的な店が多く、今回は1泊の体験でしたが次に来る時には2泊は欲しいと思えるほどの魅力を感じました。
──「熱海パールスターホテル」で印象に残ったポイントを教えてください。
トップ3を挙げるとすれば、「施設」「立地」「朝食」です。どれも優劣がつけられないほど強く印象に残りました。
客室はシックで統一感があり、部屋の中央にあるテレビが自動収納される仕掛けによって、入口からオーシャンビューのベランダまで視界が一気に抜ける贅沢なつくりでした。ベランダには温泉とリクライニングチェアがあり、日の出を眺めながら過ごす時間は特別でした。
最上階のインフィニティ露天風呂、広いフィットネスジム、宿泊者専用ラウンジやテレカンブースなど、滞在中に使いたくなる設備が豊富で、館内だけで充実した一日が過ごせます。

立地については、ホテルの目の前がビーチという点が魅力です。早朝に砂浜を散歩し、お部屋やレストランからも海を望める最高のロケーションでした。そして朝食はライブキッチンを備え、品数が驚くほど豊富。和食も充実しており、お刺身をいただけたのも嬉しい点でした。

──体験プログラム(ヨガ・MOA美術館)はいかがでしたか?
朝7時からのヨガは、ゆっくり関節を伸ばすストレッチ中心の内容で、普段使わない部位がじんわりと目覚めるような感覚がありました。朝から心身の内側が整い、気持ちよく一日を始められました。

MOA美術館のワークでは、講師の案内で庭園を散策し、木々や草花に目を向けながら「きれいだと思うもの」を探す時間がとても新鮮でした。大人になると取らなくなる時間で、身近な世界にも発見があることに気づけた体験でした。
後半のいけばなでは、一本の花と花瓶を選び、角度や向きによって一輪でも多様な表情が生まれることを実感しました。「物事は角度を変えると違って見える」という感覚が仕事や日常にもつながり、思考のリフレッシュにもなりました。

──チームで利用する場合、どんな効果が得られそうですか?
会議室や個別ブースが整っているため、議論と集中作業の切り替えがしやすいと感じました。東京からの移動時間が短い点も、合宿の生産性を高めるメリットです。
また、ホテル内のラウンジや街歩き、食事など「誰かと何かを共有できる体験」が豊富で、チームビルディングにも大きく寄与すると思います。

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②武松泰弘さん(宿泊施設およびビジターセンターの運営)
──普段はどのようにワーケーションをしていますか?
個人でワーケーションを行っています。毎月どこかへ旅に出る習慣があり、行き先は事前に決めることもあれば、その時の気分で選ぶこともあります。移動中に見える風景や、旅先ならではの体験を大切にしており、その環境の中で仕事に向き合うことで、新しい感覚や集中を得られていると感じます。

──ワーケーション先を選ぶ際に重視していることはありますか?
仕事に没頭できる環境であることを最も重視しています。Wi-Fi環境はモバイル回線で補えるため必須ではありませんが、落ち着いて作業できるスペースは欠かせません。また、仕事後の時間を豊かに過ごせる周辺環境かどうかもポイントです。
──今回のワーケーション体験を通して、熱海の魅力はどこに感じましたか?
圧倒されるほど美しい海の眺めが印象的でした。海と山が近接する景観は独特で、まるで自分が絵画の中に溶け込んだような感覚がありました。
──「熱海パールスターホテル」で特に印象に残ったポイントを教えてください。
天井が高く開放的な空間が心地よく、到着した瞬間から非日常的な高揚感を感じました。朝食では生搾りのオレンジジュースや地元食材を使った料理が楽しめ、滞在を通して心身が満たされるホテルだと感じました。
──体験プログラム(ヨガ・MOA美術館)はいかがでしたか?
ヨガプログラムでは、ゆっくりと体をほぐしながら内側から温まっていく感覚が心地よく、身体だけでなく頭の中まで整っていく時間でした。心身をリセットするのに最適な体験だったと感じます。
MOA美術館での生け花と庭園散策は、一つのことに深く集中できる貴重なひとときで、自然と頭の中が整理されていきました。視覚的な刺激も多く、新しいアイデアが生まれそうな感覚がありました。

──チームで利用する場合、どんな効果が得られそうですか?
体験プログラムは始業前に行うとより効果的だと思います。心身を整えてから業務に取り組むことで、新たな視点や発想が生まれやすくなるはずです。また、参加者それぞれが得た気づきを共有することで、議論が深まり、チームとしての成果にもつながると感じました。

支配人が語る、プランに込めた想い
熱海パールスターホテル 大川真実さん(経営戦略室 支配人)

──普段はどのようなお客様がワーケーションで利用されていますか?
首都圏を中心とした経営層・専門職の方、クリエイティブ職や外資系企業にお勤めの方など、「仕事の質」と「滞在の質」の両立を重視されるお客様に多くご利用いただいています。
当ホテルをお選びいただく理由としては、全室オーシャンビューの客室による開放感、静かな環境で集中できる空間設計、そして仕事の合間に温泉やスパで心身をリセットできる点を高く評価いただいています。
“移動することで生産性が上がる”ことを実感していただける滞在が、最大の魅力だと言っていただくことが多いです。

──2泊3日でワーケーション利用した際のおすすめの過ごし方を教えてください。
1日目は、チェックイン後に客室で軽めの業務を行い、夕方は温泉でリフレッシュ。夜は館内レストランでゆっくりと食事を楽しみ、翌日に備えて心身を整えていただくのがおすすめです。

2日目は、午前中に集中して仕事を行い、午後はクラブラウンジやテラスで気分を変えながら作業を。夕方には館外へ足を延ばし、熱海の海辺の散策や美術館巡りなど、土地ならではの体験を取り入れていただくと、思考が自然と整理され、新しい発想が生まれやすくなります。

3日目は、朝の静かな時間帯を使って仕上げの業務を行い、チェックアウト後も余韻を楽しみながらお帰りいただく、メリハリのある滞在が理想的です。
──「Pearl Retreat Workation」の特徴や魅力を教えてください。
最大の特徴は、静かな海辺の環境と温泉文化を有する熱海という立地を活かし、美術館巡りや海辺の散策に加え、ヨガなどのウェルネス体験を取り入れることで、知的刺激と心身のリフレッシュを仕事の合間に無理なく叶えられる点にあります。これにより、「集中」と「回復」を高いレベルで両立する滞在が可能です。
日常の延長線上ではなく、環境を変えることで発想やパフォーマンスを高めたい方、また、忙しい中でも自分自身を整える時間を大切にしたい方に、ぜひおすすめしたいプランです。
「ただ仕事をする場所」ではなく、「次の一歩を生み出す滞在」をご提供できればと考えています。
「Pearl Retreat Workation」概要
宿泊、食事、ミーティング、アクティビティがセットになったプランです。
■選べるオプションプログラム
- モーニングヨガ……朝の静寂の中、海の気配を感じながら呼吸と姿勢を整える時間は、一日の思考を驚くほどクリアに整えてくれます。
- MOA美術館「FLOWER DIALOG WORKSHOP」……一輪の花と向き合い、直感でいけた花を互いに鑑賞しながら対話するワークです。多様な価値観に気づき、心理的安全性を高める効果が期待され、組織の内側にやわらかな変化をもたらします。
これらの体験は“会議でも研修でもない”時間でありながら、確かな成果につながる「余白」を生み、チームの関係性を整える重要な機会となります。
■料金の目安
合計:約113,110円〜(2泊3日/朝食2回・夕食1回・ランチ1回・会議室利用・アクティビティ込)
内訳 ※ 概算料金(税込)/交通費・入湯税・宿泊税別。チームの目的に合わせてカスタマイズ可能です。
- 宿泊費(2泊・朝食付) 58,330円〜
- 夕食(館内レストラン) 19,360円〜
- Full day meeting(ランチ付) 18,150円
- Half day meeting(ドリンク・リフレッシュメント付) 8,470円
- MOA美術館アクティビティ 8,800円
- モーニングヨガ 無料

体験後記:熱海で「整い、創る」新しい働き方
今回のワーケーション体験で感じられたのは、熱海パールスターホテルが提供する「仕事と休息の両立」の質の高さです。海を望む開放的な空間で集中して仕事に取り組む時間と、温泉や地元の食を楽しみながら心身をリフレッシュする時間が自然に融合することで、日常では得られない充実した体験が実現しました。
熱海という立地の魅力と、ホテル独自のホスピタリティ、そして今回のワーケーションプラン「Pearl Retreat Workation」をはじめとする取り組みは、働き方の選択肢として新たな価値を示しています。
日常のタスクに追われる毎日を抜け出し、次の一歩を踏み出すための投資として。熱海でのリトリート・ワーケーションを、自分やチームへのギフトに選んでみてはいかがでしょうか。