大手予約サイトに埋もれてしまう施設の魅力を、ストーリーに。コワーケーション.comがつくる「まだない出会い」
「都内から行く社員旅行や研修合宿といえば、まずは定番の温泉地や観光地」……そう考える人は少なくありません。
でも、同じくらいの距離や条件で、もっと魅力的な場所があるとしたら——。
全国の施設や研修・体験コンテンツを一括で手配代行するサービス「コワーケーション.com」で、施設・事業者との最初の窓口を担う小野千春さんは、そんな“まだない出会い”を日々つくり続けています。
新たなパートナーとなる宿泊施設やアクティビティ提供会社を開拓し、条件をすり合わせながら掲載へと進めていく。施設・事業者とコワーケーション.comへの入り口をつくる仕事とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
日々の業務の中身と、施設・事業者の方々との関係の築き方を聞きました。
PerkUP Business Development Manager
小売大手でのバイヤーや店舗立ち上げを起点に、起業やスタートアップでの事業開発を経験。現在はコワーケーション.comを運営するPerkUP(パークアップ)株式会社で、全国の宿泊施設やサービス提供者とのパートナーシップ構築を担う。群馬県桐生市出身。
地域と企業をつなぐ、最初の窓口として
──小野さんは、コワーケーション.comでどのような仕事を担当しているのでしょうか。
主に、施設やコンテンツ提供者の方々と連携して、コワーケーション.comへの掲載やサービスの活用を進めてもらう役割を担っています。
まずはオンラインで事業の説明をして、施設や地域の課題・現状をじっくりと伺います。そのうえで最適なご提案をして、掲載まで伴走しています。
──コワーケーション.comに掲載するにあたって、意識していることはありますか。
単に施設やコンテンツのスペックを紹介するだけでなく、ターゲットや利用目的に合わせて、ストーリー性のある発信をサポートすることを大切にしています。
たとえば以前、コロナ禍で団体旅行の需要が途絶えてしまった大型施設からご相談をいただいたことがありました。お話を伺っていくと、「チームビルディング」という新しい切り口なら、市場のニーズに応えられる可能性があることが見えてきたんです。
施設側が発信してきたことと実際に求められていることのズレは、当事者ほど気づきにくいものです。
だからこそ、ヒアリングで見えてきたその施設ならではの強みを社内メンバーともしっかりと共有し、掲載内容に反映するようにしています。
有名観光地でなくても、企業に選ばれる施設へ

──施設・事業者のみなさまからは、どんな相談が寄せられていますか。
「稼働率をもっと上げたい」、「地域にイノベーションを起こしたい」、「団体のお客様を増やしたい」など内容はさまざまですが、何かしらの課題感があって問い合わせをくださるケースがほとんどです。
最近は、「うちは有名観光地ではないけれど、企業の合宿を受け入れたい」というご相談も増えています。
企業側はどうしても「都内から1時間ならここだ」などと知っている場所から探しがちですが、同じくらいの距離や条件で、たとえば群馬や茨城にも魅力的な場所があるんですよね。
そうした施設は、条件だけで比べると大手の代理店サイトだと埋もれてしまいます。だからこそ、その土地ならではの魅力を伝えて、まだない出会いをつくっていく。そこが私たちにできることだと思っています。
「困ったら聞いてみよう」と思ってもらえる存在に

──そもそも、コワーケーション.comに関わることになった経緯を教えてください。
もともとはフリーランスとして、2022年からAnyWhere(現・PerkUP)の事業開発に関わっていました。当時担当していたのも、コワーキングスペースやコミュニティのオーナーさんとやり取りをするサプライヤー開拓です。全国の方々とオンラインでつながりながら進めていました。
その後、家庭の事情で一度離れた時期があったのですが、今年に入って戻り、あらためて社員として関わることになりました。
──フリーランスから社員へ。関わり方に変化はありましたか。
頼まれた仕事をきっちりやりきる、という業務委託の形から、その枠を飛び越えていけるようになったのが大きいですね。いい意味で、何でもやろうと思っています。
自分の担当領域の知識を深めて、事業者のみなさまにもっと情報を届けられる立場になっていきたい。困ったらコワーケーション.comに聞いてみよう、と思ってもらえる存在を目指しています。
すぐに「できない」とは言わない
──仕事をするうえで、大切にしているスタンスを教えてください。
すぐに「できない」とは言わないことです。やったことがなくても、まず一度受けてみる。お客様に対しても、社内のメンバーに対しても、一緒に解決していく姿勢を心がけています。
それは私が起業した際やフリーランスだった頃からずっと大切にしてきたスタンスで、オーナーシップを持って仕事をするようにしています。
──コワーケーション.comを運営するPerkUPは、自律を土台にした組織で、多様なメンバーが働いていますよね。
はい。フルフレックスやフルリモートなど柔軟な働き方が浸透していて、一人ひとりが自分で考えて動いています。心理的安全性も高いので、日々とても働きやすいですね。
──自身の強みは、どんなところにあると感じていますか。
以前、これまでの職務経歴をAIに分析してもらったら、「人・場所・ものをつなぐマッチングが得意」と返ってきたんです。食品バイヤーの頃も、起業した頃も、そして今も、誰かと誰かの間に入って調整する役割をずっと担ってきたんだと気づかされました。それが強みだと思っています。
これまでの枠にとらわれない挑戦がしたい

──今後、挑戦していきたいことを教えてください。
事業をもっとスケールさせていきたいと考えています。一つひとつの掲載に丁寧に向き合うスタイルはそのままに、これまでの枠にとらわれない、長期的で多角的な取り組みにも踏み出していきたいですね。
──具体的には、どんな取り組みを?
1施設ずつ丁寧に連携していくことは続けながら、長期的なプロジェクトや規模の大きい連携、企業とのアライアンスにも踏み込んでいきたいです。
いま当社は成長のステージにあるので、サービスの方向性を柔軟にブラッシュアップしながら、フットワーク軽く動いていきたいです。
──最後に、地域の施設・事業者のみなさまへメッセージをお願いします。
日本には、まだ知られていない“原石”のような魅力を持つ施設やアクティビティがたくさんあります。その魅力を最大限に引き出して、届けていくお手伝いができたら嬉しいです。
情報収集したい、何から始めたらよいか分からないという段階でも大歓迎なので、まずは気軽にご相談ください。
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小野さんの話から、コワーケーション.comの3つの特徴が見えてきました。
- 単なる「掲載」で終わらせず、ヒアリングを通じて施設の魅力を言語化し、発信する
- 「できない」と言わず、事業者のみなさまと一緒に課題を解決していく
- 具体的なプランがなくても、気軽に相談から始めてOK
「うちの施設の魅力をどう伝えればいいか分からない」「より市場にあった訴求方法を考えたい」——そんなときは、ぜひコワーケーション.comまでご相談ください。

