企業の研修、経営合宿やオフサイトミーティングの企画時、最初に見積もるべき一つが「費用」です。しかしこれまで経験がない方などにとっては、実際どのくらいかかるのか想像がつきづらいかもしれません。
今回は、全国の滞在施設や研修コンテンツを一括手配するサービス、コワーケーション.comが、みなさまからのご相談も多い「研修やオフサイトミーティングの費用感」について、実施例を交えながらQ＆A形式でお答えします！
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Q. 企業の合宿やオフサイトミーティングの問い合わせはどのようなものが多いですか？
A.日常から離れた場所や環境で合宿がしたい、という声を多くいただきます。
主に2つの傾向があり、1つは【都内近郊で1泊2日パターン】、もう1つは【日帰りで1日集中パターン】です。
【都内近郊で1泊2日パターン】の場合
- 東京からも関西方面からも行きやすい場所（具体的には、新幹線の泊まる熱海や小田原、都内から電車で行きやすい湘南、鎌倉エリアなど）
- 海が近く非日常を感じられる＋周辺観光もできる場所が人気
【日帰りで1日集中パターン】の場合
- 銀座、青山・表参道など落ち着いた都心エリアのホテルが人気
- 朝9時〜19時ころまで、1日しっかり時間をとり、集中して実施する企業が多い（移動時間の確保や宿泊を伴うことが難しい場合におすすめ）
Q. 必要予算の相場を教えてください。
A. 時期や施設にもよりますが、1人あたり1泊2日なら3万5000円、日帰りなら1万〜1万5000円くらいが平均的な費用です。
（※時期や施設にもより前後します）
【都内近郊で1泊2日パターン／3万5000円の内訳例】
- 1名1室、1泊の宿泊代
- 1日目の夕食、2日目の朝食・昼食
- 夕食懇親会時の飲み放題
- 会議室、備品など2日間分
※その他別途かかるもの
- 現地までの移動代（新幹線・電車代、駅から施設までのタクシー代など）
- オプションプログラム（1人あたり8000円〜目安）
1泊2日であれば2万円くらいかと思われる方も多いのですが、食事代や会議スペース料金などを考慮する必要があります。
お部屋は1名1室をご希望される組織も多く、1人あたり3万5000円程度確保できれば、ある程度融通をきかせながら実施することができるでしょう。
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【日帰りで1日集中パターン／1万〜1万5000円の内訳例】
- 会議スペース（8時間ほど）
- コーヒー、紅茶、水などのドリンク類
- 昼食
※その他別途かかるもの
- 現地までの移動代
- オプションプログラム（1人あたり8000円〜目安）
日帰り実施の場合、設備の整った都内のホテルがおすすめです。時間貸しのスペースなどもありますが、ホワイトボードやプロジェクター、スクリーン、マイクといった必要備品が別途料金の場所が多く、結果的に高くついてしまうケースも……。
ホテルにはミーティングパッケージがある施設が多く、また施設内で食事をとれるスペースもあり、リフレッシュしながら実施することができるでしょう。
Q.どのくらい前から企画をすると良いでしょうか？
A. 実施までには、2カ月以上の期間があるとベストです。
コワーケーション.comには、実施5カ月ほど前にお問い合わせをいただくケースが多いのですが、すでに良いと思った施設が埋まってしまっていたり、仮予約が入っていたりする場合も多いです。他の方が動き出す前に、余裕をもって2カ月以上前から企画を進めることをオススメします。
Q.まずはどんなことから決めていけばよいでしょうか。
A. 開催時期、日数、おおまかな人数、地域や場所の希望、予算の目処をつけましょう。
また会議スペース利用の際にどんな内容を行うのか、コンテンツもざっくりと決めておけると施設選びがスムーズです（セミナー形式、ワークショップ形式かなどによっても必要な会議スペースが変わってくるため）。
Q. その他、研修合宿やオフサイトミーティング企画時のポイントはありますか。
A. 急な変更に対応できるよう、代案を準備しておくことをオススメします。
当日、参加予定の方が急に参加できなくなってしまったり、交通機関のトラブルがあったりなど、変更はつきものです。流動的に対応できるよう余白を持たせること、予めいくつかのケースを想定しておくとスムーズです。過去には、屋外でのプログラムを予定していたけれど雨で実施ができなくなってしまったこともありました。
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コワーケーション.comでは、プランニングや実施までのサポートを行っていますので、何かお困りごとなどがあればお気軽にご相談ください。
▼答えた人
吉川はな子：コワーケーション.comでお問い合わせ対応やプランニング、カスタマーサポートを担当。これまで多くの研修やオフサイトミーティングの実施を支えてきた、手配のプロ。