

善徳寺は、思想家・柳宗悦が「民藝」の概念を深化させ、名著『美の法門』を執筆した歴史的拠所です。この地に根付く、自然の恵みに感謝し共生する精神「土徳(どとく)」は、現代のサステナビリティやウェルビーイングの原点とも言えます。単なる作業場としての提供ではなく、富山の精神風土そのものに没入することで、企業のパーパス(存在意義)や持続可能な経営を深く内省するオフサイトミーティングに適しています。

ワークスペースには、富山県産の「虫食い(スポルテッド)」ミズナラや、生分解性樹脂を用いた3Dプリント製の脚など、循環を意識したオリジナル家具が配置されています。設計はチームラボのメンバーでもある建築家・浜田晶則氏が担当。歴史ある日本庭園を眼前に臨む16席のコワーキングスペースと、テレカンにも対応した落ち着いた和室個室が、深い集中と質の高い対話の両立を支援します。

運営を担う「水と匠」との連携により、僧侶、伝統工芸の職人、持続可能な定置網漁を行う漁師など、地域の第一線で活躍する人々を講師に迎えた交流プログラムが可能です。善徳寺名物の「さば鮨」をはじめとする発酵食文化の体験や、職人の工房訪問などを組み合わせることで、机上の空論ではない「手仕事」や「自然との協働」を通じた構想力を養うことができます。
越中小京都と呼ばれた「城端」の中心を担ってきた「城端別院 善徳寺」。「真宗王国」と呼ばれ、仏教信仰が深く根付いた富山の精神風土を体現するようなこの地に70日間逗留した、哲学者・宗教学者の柳宗悦は、厳しくも豊かな自然と共生し、その恵みに感謝しながら実直に生業に励む人々が暮らすこの土地の価値を「土徳(どとく)」と呼びました。
今からおよそ100年前、名もない工人が作った日常の器物に「美」を見出した柳宗悦は、それらを「民衆的工藝=民藝」と名づけ、民藝運動を推進しました。自然と協働しながら生きる富山の暮らしは、まさに柳が求める「健やかで美しい暮らし」と映り、ここ城端別院善徳寺において、「民藝思想」の集大成ともいうべき「美の法門」を執筆したのです。
自然との共生や持続可能な世界の実現へと価値観が大きく変わる中、「民藝思想」が今また見直され、第3次ブーム到来とも言われています。その民藝思想の根本には仏教思想があることや、豊かな自然と恵み、伝統的なものづくり、歴史文化など富山の価値を、善徳寺全体と連携しながら発信していきます。
館内には16名様までのミーティングスペースとしてもご利用可能なワークスペースのほかテレフォンカンファレンスにもご利用頂けるお部屋を3室ご用意。
また善徳寺の僧侶、発酵食など地域に残る郷土料理(善徳寺内で作られる名物「さば鮨」など)を伝える地域の女性たち、伝統産業を担う職人たち、持続可能な定置網漁を手がける漁師たちなど、地域の方たちも講師として国内外の方たちとの交流を図ることが可能です。善徳寺内でのミーティング・研修だけでなく、職人さんの工房や農林漁業の生産者さんを実際に訪問などもアレンジ可能です。
本PROJECT用にオリジナルで制作された家具に使用されているのは、通常は廃棄されてしまう「虫食い(スポルテッド)」のミズナラ(富山県産)。また、3Dプリンターで植物の幹をかたどったデスクの脚は、生分解する樹脂でできています。富山出身の建築家で、チームラボのメンバーでもある浜田晶則(あきのり)がデザインを手がけました。
16席のコワーキングスペースは、善徳寺の日本庭園に面し、四季折々の表情を楽しむことができ、歴史が積み重なった静かで厳かな空間は集中力を高めます。会議やテレカンに使用できる和室の個室3室も利用料に含まれています。
厳しくも豊かな富山の自然がもたらす海・里・山の幸、浄土真宗が根付く精神風土と民藝、加賀前田藩の元花開いたさまざまな工芸など、富山は日本が未来に継いでいくべき価値の宝庫です。これらの価値を体験するさまざまなプログラムやツアーも組み合わせることが可能です。オリジナルの研修や合宿プログラムのアレンジも承ります。


