東京山側DMCの企業研修は、都市と自然、日常と精神文化のはざまに身を置き、「違いがわかる力=根源的な感受性」を育てる体験型の学びです。 目的は、感じる力と問いを立てる力を取り戻し、変化の時代に対応できる直観と構想力を養うことにあります。 舞台は秋川渓谷、御岳山、高尾山など。火山が生んだ大地、水脈と暮らし、山岳信仰や芸能が重なり合うこの地には、“文化としての自然”が息づいています。 参加者は、火を起こし、川に入り、山を歩くといった原初的な行為を通じて、環境と感覚的につながり直します。そこで自然と文化が一体であることに気づき、「なぜこの土地に祈りがあるのか」「なぜこの風景が文化を育てたのか」と問いが生まれます。 その気づきは、表面的な問題解決を超えて、構造を見抜き、関係性を捉える力へと変わっていきます。 私たちは、自然と文化をひとつのフィールドと捉えています。その空気に触れ、語られる物語に耳を傾けることで、参加者は「文化を感じる身体」を取り戻し、ウェルビーイングや組織のつながりを深めていきます。 違いを尊重し、新たな視座で世界をとらえ直す。 東京山側だからこそ実現できる、文化知を養う企業研修です。 ■株式会社東京山側DMCの特徴 自然体験学習やアドベンチャートラベル事業での実績をもとに、企業向け研修事業を展開。 東京の山側という希少なフィールドを活かし、自然との共生や学びの感動を、企業の人材育成に活かします。 ■日常から離れた“本質との出会い” 東京の山側という豊かな自然と文化が残るフィールドで、都市の日常から一歩離れ、自分自身や社会の在り方に立ち返る体験を提供します。 自然との対話を通じて、本質的な学びと気づきを促します。 ■「違いのわかるヒト」を育てる 地質や風土の違いが生み出す日本文化の奥深さに触れ、その背景にある精神性や美意識を読み解く力。 自然や伝統と深く向き合う体験を通して、表層ではない“真の違い”に気づける人材を育てます。 ■体験が価値を変える 現地での五感を通じた一次情報の体験は、机上の知識を超える深い学びをもたらします。 この体験により、地域文化や伝統芸能への深い理解と敬意が育まれ、持続的に文化を支える循環の一端を担うことになります。 【自然体験型アウトドア研修】 都心から1時間の豊かな自然の中、協働活動を通じて、信頼関係やコミュニケーション力を高め、チームの結束を強化します。 <研修内容> ●焚き火体験(薪探し・火起こし) 国際基準の環境倫理プログラム「Leave No Trace」の理念に基づき、自然環境への配慮を前提とした焚き火技術を学びます。薪の選び方や火起こしの基本、安全管理のポイントを体験を通じて身につけ、自然との共生意識を高めます。 ●アウトドアクッキング(バーベキュー) 自ら釣った魚や地域食材を使い、焚き火や炭火での調理を体験します。天候の変化にも対応できる屋根付きの設備を活用し、チームでの調理・役割分担を通じて、協働と創意工夫を育みます。 ●伝統漁法体験(竹竿釣り) 浅瀬の川に入り、自ら餌を探して竹竿で魚を釣るという、シンプルかつ本質的な自然体験を実施。自然環境を観察する力や集中力、思考の柔軟性が試される時間です。 ●いきもの観察 秋川渓谷に息づく多様な生き物の姿を観察し、専門講師の解説を通じて生態系のつながりや命の循環に理解を深めます。自然への敬意と、環境と共に生きる視点を養います。 <スケジュール例> 10:00|オリエンテーション・安全講習 研修目的を共有し、安心・安全な環境でスタート。心理的安全性の基盤づくり。 10:30|フィールド案内・自然観察ウォーク 講師の案内で自然を歩く。視野を広げ、共通体験による関係構築を促進。 11:30|BBQ準備(薪割り・火起こし・調理) 役割分担・協働作業を通じて、チームの連携力と対話の質を高める。 12:00|ランチ・自由時間 自分たちで調理した食事を囲み、自然な対話と信頼関係を深める。 13:30|いきもの観察・伝統漁法体験 五感で自然に触れ、集中力・柔軟な発想・観察力を養う体験。 14:45|専門解説と自然理解 講師による解説で、命の循環や自然との共生視点を深める。 15:00|ふりかえり・まとめ・解散 チームごとに学びを言語化。日常業務への接続と気づきの定着。 【フィールドから学ぶ アイデア創出研修】 地域に眠る資源の本質を見極め、イノベーションの起点とする発想力を育成します。新規事業やプロジェクト創出にも活用可能です。 <研修内容> 1.信頼の土台を築く 変革を支える組織文化は、安心と対話の関係性から始まります。 2.思考の枠を外す 既成概念を手放し、変化を受け入れる柔軟な視座を獲得します。 3.現場から学ぶ力(下記A・Bの2パターンのフィールドワークから選択) 自然や地域社会のリアルな課題に触れ、本質を見抜く直観を鍛えます。 4.問いで未来を開く 環境からの学びをもとに、事業や組織を動かす“問い”を構築します。 5.本質から戦略を描く 体験を通じて得た知見を、価値創造や新規事業の構想へと昇華させます。 ●現場から学ぶ力【 A 】:地域課題フィールドワーク 地図にない価値を見出すには、風景や人の営みの背後にある物語に耳を澄ますことが不可欠です。そうした一次情報との出会いを通して、表層的な課題解決ではなく、地域で生きることの本質に迫るアイデアが自然と生まれていきます。その過程で見えてくるのは、誰かの困りごとに寄り添いながら、地域に根ざした形で課題を解決していくための持続可能な視点と関係性です。こうした実践的な思考と感受性は、企業の人材育成にも直結します。複雑な社会課題に向き合うための観察力・共感力・構想力を育むこのプロセスは、地域をフィールドにした企業研修の意義です。 ●現場から学ぶ力【 B 】:生物生存戦略フィールドワーク 隆起と浸食を繰り返す大地の上で、多様な生物たちは驚くほど限定的な環境に適応し、独自の生存戦略を築いてきました。企業研修では、こうしたフィールドを実際に歩き、地質・気候・水の流れといった環境要因が、いかに「選択と集中」の進化を導いているかを観察。そこから、現代のビジネスパーソンが置かれる変化の激しい環境において、何を捨て、何に特化すべきかという意思決定のヒントを得ます。この研修は動画や座学では得られない、一次情報の体験に価値を置いています。川の流れ、地層の断面、特定の岩場にだけ見られる苔や生物の生息地…。そうした“リアルな違い”を自分の足で歩き、目で確かめる中で、「なぜこの生物はここにしかいないのか?」「なぜここにだけこの現象が起きるのか?」といった問いが自然に生まれます。それらは、企業内の構造や顧客ニーズへの感度にも直結する、観察力と仮説構築力の基盤となります。このフィールドワークでは、誰かにとっての効率や常識が通用しない“自然のルール”の中で思考と行動を求められます。現代のビジネス環境と同様、複雑で不確実な中でどう判断するか。その時に頼れるのは、知識の量ではなく「自分はどう感じたか」という内側の軸です。自然界のしなやかな適応と創造性をヒントに、参加者自身が「生き残るための思考」を実感として持ち帰ることが、この研修の最大の価値です。 <スケジュール例> 10:00|信頼の土台を築くチームビルディングワーク 安心感のある対話を促し、変革を支える組織文化の基盤を作る。 11:00|現場から学ぶフィールドワーク(地域課題) 地域の一次情報に触れ、表層ではない本質的な課題を見抜く感受性と観察力を鍛える。 13:00|ランチ(地域食材を活用) 自分たちで調理した食事を囲み、自然な対話と信頼関係を深める。 14:00|問いで未来を開くワークショップ 環境や現場で得た学びを基に、事業や組織を動かす「良い問い」を構築する。 15:30|生物生存戦略フィールドワーク 自然環境の限定的な条件に適応する生物の生存戦略を観察し、変化の激しい環境下での意思決定力を養う。 17:30|本質から戦略を描くワークショップ フィールドでの体験を価値創造や新規事業の構想に昇華させる。 18:30|懇親会(地域店舗での交流会) 地域との繋がりを深め、研修参加者同士の関係性を強化する。 20:00|解散 【御岳山での「修験道」体験研修】 文化的・精神的資源としての修験道を活用し、御岳山の信仰文化と自然・人の営みを融合させた唯一無二の体験を提供します。 <研修内容> ●御岳山での心身鍛錬 御岳山の豊かな自然環境のなか、伝統的な修験道の動作を通じて感覚を研ぎ澄ませ、心と身体の調和を促します。 ●伝統所作と瞑想体験 修験道の伝統的な所作やアイテムを用い、山中を歩きながら瞑想の状態を体感します。 ●身体性の高い禊ぎ体験 滝行など身体性の高い修行を通じて、日常の緊張や慣れた思考パターンから距離を置き、新鮮な感覚と視点に切り替わる体験をします。 ●気づきを深める自己洞察 自身の感覚や反応に丁寧に向き合うことで、思考と行動の選択に柔軟さが生まれ、チームや組織内での関係性や連携の質を高める土台が築かれます。 <スケジュール例>(微修正版) 10:00|御岳登山鉄道集合・ガイダンス 一日の流れ説明および参加者自己紹介、貴社課題の共有 10:10|はじまりのワークショップ 修験道体験の意義と文化的背景を探求し、貴社の課題に即したテーマを確認 10:30|修験道体験① 山中歩行・所作・儀式 伝統的な修験道の動作を実践しながら自然環境と精神の調和に向き合う 12:00|宿坊にて昼食 地域の食材を活かした食事を囲み、参加者間の交流とリラックスの時間 13:00|修験道体験② 滝行・瞑想 身体性の高い禊ぎと静かな瞑想を通じて心身をリセットし、集中力を高める 14:30|おわりのワークショップ 体験で得た気づきを共有し、貴社課題への解決策や具体的な次の一歩を検討
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