デジタルテクノロジーによって建築産業の変革を目指す設計集団、VUILD。
今回、チームでのワーケーション(コワーケーション)を初めて企画したプロジェクトデザイナーの田中翔貴さんに、実施した理由や効果を聞きました。
集まって対話する、リアルな機会の必要性
──なぜコワーケーションを行ったのでしょうか?
私たちは「建築の民主化」をビジョンに掲げ、デジタル技術を活用した住宅産業のDXを目指す建築テック系スタートアップです。
普段はリモートが主体でオフィスへの出勤は自由という組織のため、「集まって働く」というカルチャーがありませんでした。
リアルで集まって雑談も含めた対話をする、モノをつくることの大切さを実感する機会をつくりたいと思っていました。日々の忙しさの中ではまとまった時間をつくるのが難しく、今回チームでのワーケーションという形で1泊2日の合宿を行いました。
──目的を教えてください。
合宿には、当社が輸入代行を行っているデジタル工作機械『ShopBot』の導入をサポートしているメンバーが参加しました。宿泊した宮城県付近にあるShopBotを購入いただいたオーナーさんの拠点をめぐり、自分たちができるサポートを考えることが目的でした。
──実際にやってみてどうでしたか?
現地に行き肌で感じたことをベースにディスカッションができたので、課題感も共有しやすく、普段より深い部分まで話すことができたと思います。
また、リモートだと中々業務に関係のない話がしづらい部分がありますが、雑談などで人となりを改めて知ることができたりと、メンバー同士の関係性を深めることができました。
やってみないと分からないことがある。次は離島で!
──そもそも、コワーケーションの企画や手配で大変だったことはありますか?
当社は意思決定のスピードが早く、社員の自主性を大切にしているカルチャーがあるため、コワーケーションの話を経営層にしたところすぐにOKが出ました。会社としても初めての取り組みでしたが、社内で話を進めることには特に苦労はしませんでした。
ただ、日々の業務がある中でプラン作成の余裕がとれず、コワーケーション.comのコンシェルジュの方に相談したところ、細かく丁寧に各所と調整してプランをつくってくれて助かりました。
──今後やってみたいことは?
今回の合宿を通じてチームの結束が強まったと感じます。ただし1回の合宿だけでは、まだまだ話し足りない……というのも本音です。今後は非日常空間の離島でチームでのワーケーションをやってみたいです。継続的にこのような機会を設けていきたいですね。
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